田舎暮らしだけが移住じゃない!「地方中堅都市」という選択肢

ライフスタイル

こんにちは。ライノです。

 

首都圏での働き方や暮らし方に疑問を感じ、家族で地方に移住してまったり暮らしている30代のサラリーマンです。

 

 

・残業月10時間以内、有休消化率9割以上の超ホワイト企業勤務

・職種は商品開発

・妻と2人の子どもの4人家族で暮らしています

 

 

今回の記事では、首都圏から鹿児島県霧島市に移住した僕が、移住者なりの目線で地方中堅都市の魅力について語っていこうと思います。

 

最後まで読んでいただけたら幸いです。

それではお付き合いください!

 

鹿児島県霧島市は鹿児島で2番目の都市

 

筆者は、3年前に埼玉県三郷市から鹿児島県霧島市に移住しました。

 

現在34歳の妻子(2人の子ども)持ちサラリーマンです。

 

僕が住んでいる鹿児島県霧島市は、鹿児島県で2番目に人口が多い自治体です。

 

2番目といっても、1位の鹿児島市が約60万人なのに比べて、霧島市は約13万人です。

移住前に住んでいた埼玉県三郷市(約14万人)とほぼ変わりません。

 

人口規模は変わりませんが、市自体の面積が全然違うので、体感的はすごくゆとりがあります。

 

県庁所在地である鹿児島市へは、車でも電車でも約50分。

県の中心にあり、各地へのアクセスも良好

その一方で、自然も豊か。温泉、海、山どれもすぐに行ける距離にあり、子どもたちものびのび過ごせる環境です。

 

そんな霧島市のように、首都圏以外の県で2番手3番手に位置づけられるような規模の都市をここでは「地方中堅都市」と呼んでみることにします。

 

結果として、僕はこの「地方中堅都市」に移住してすごくよかったなと思っています。

 

地方中堅都市への移住をおすすめする理由

 

地方移住というと「田舎暮らし」のイメージがまだまだ強いのではないでしょうか。

 

人里離れた山奥や、離島など、大自然に囲まれた環境で、会社などの組織にしばられない自由な仕事をしながら、悠々自適な生活をする。

 

もちろん、こんな生活を実現し、充実した人生を送っていらっしゃる方がたくさんいるのは事実です。

 

人の価値観や幸せの尺度はそれぞれなので、これも間違いではないと思います。

 

ですが、

 

 

「いきなり田舎に移住して大丈夫だろうか」

「本当に生活できるのだろうか」

 

 

こんな不安を少しでもお持ちの方は、ぜひこの後の内容を読んでみて、こんな選択肢もあるのかと検討材料を増やしていただけたら幸いです。

 

いきなり田舎はハードルが高い

 

特に、元々地方のド田舎出身で田舎での暮らし方をイメージできている方ではない場合、いきなり山奥や離島に飛び込むのはハードルが高いです。

 

リスク。といってもいいかもしれません。

 

人間は、変化に敏感です。

 

特に生活環境の変化というのは、とても大きいです。

 

初めて一人暮らしをする人や海外にホームステイに行った人など、望んで選択をしたとしても、多くの方が「ホームシック」を経験します。

 

今まで煩わしいと思っていた家族や実家でさえ、失うと急に愛おしくなってしまうのです。

 

この愛おしさは、家族や実家という物質的なものというよりは「慣れていたもの」という精神的なものからくるように感じます。

 

田舎の生活は、首都圏とはまるで違います。

 

・ひとけが少ない

・高齢者が大半(今後さらに多くなるでしょう)

・においが違う

・獣や虫が多い

・街灯が少ない

・インフラが整っていない(ような場所がある)

・コンビニがない

・吉野家がない

・居酒屋がない

などなど

 

本当にガラッと違います。

 

山奥や離島などの田舎への移住というものが、最大で180度生活を変えるとしたら、

地方中堅都市への移住は、僕の体感では60度~90度と言ったところでしょうか。

 

この100度を超えない変化、ぐらいに抑えるのに、地方中堅都市はうってつけなのです。

 

田舎はかえって生活コストがかかる場合がある

 

田舎の生活というと、生活コストがものすごく安いイメージがありませんか?

 

たしかに、土地は安いし、空き家なんかも格安で売られていたりします。

 

しかし、上記のように、生活を成り立たせるインフラが乏しいので、結局人里に降りて色々なものを調達しなければなりません。

 

調達には移動を伴います。

 

車は地方の必須ツールになりますが、スーパーやホームセンターなど、必要なものを買い物しにいくだけでガソリン代をみるみる食っていきます。

 

買い忘れなんかあると最悪ですね。。

 

動き回る距離が増えるので、時間も消費します。

 

宅配サービスを使うという手もありますが、これも毎日続けているとコスパがいいわけではありません。

 

あと、以外と地方の宅配サービスはまだまだ普及が進んでおらず、サービスエリア外となるケースもザラです。

 

総合的に見て、一概にコストメリットがあるというわけではないように思います。

 

地方中堅都市に移住するメリット

 

先述したように、地方中堅都市の生活は首都圏の生活に、ほんの少しの変化が加わる程度のバランスのいい環境の変化だと思います。

 

地方中堅都市の環境には、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

生活に必要なものが最低限そろっている

 

これは言わずもがなですが、生活に必要なものの調達にはマジで困りません。

 

スーパー、コンビニ、ホームセンターなどは全て10分圏内。

 

また、ファミレス、カフェ、飲み屋などの外食も全国チェーン店やローカルチェーン、個人経営系含め豊富にあります。

 

全国チェーン系で代表的なものでいうと・・・

 

・セブンイレブン

・ファミリーマート

・ローソン

 

・マクドナルド

・ケンタッキー

・モスバーガー

・吉野家

・すき家

・ココ壱番屋

・牛角

・スタバ

・コメダ珈琲

 

・ワークマン

・ユニクロ

・TSUTAYA

・ゲオ

・自遊空間

・ダイソー

・セリア

・キャンドゥ

 

ノーググりでパパっと思い出しただけでも、これだけのものはすぐ近くにあります。

 

馴染みのお店があるっていうのは、精神的な「慣れ」を逸脱しすぎない重要な要素のひとつになるかと思います。

 

なお、スーパーやホームセンターなどはローカルな名前なのでここでは割愛します(笑)

 

同じ立場の人に出会いやすい

 

人口10万人規模の町になってくると、少なからず自分と同じ移住者に会うことができます。

 

移住者でなくても、埼玉や東京に住んでいたことがあるという人にも何人にも会ってきました。

 

人間、少なからず自分と同じ立場の人がいると安心感を覚えます。

 

例えば、大学に進学したばかりの頃、同郷の人に会うと変に安心したりしませんでしたか?

 

新しい職場に転職した時、同じ大学出身の人に出会うと、心強い気分になったりしませんでしたか?

 

ただでさえ住み慣れた環境を離れると孤独感にさいなまれます。

 

そんな時、自分に近い境遇や価値観の人がそばにいるととても心強いです。

時によき相談相手にもなってくれます。

 

こういった人に出会う確率が高い、という意味でもある程度の規模以上の人がいる街がおすすめです。

 

仕事の選択肢

最後に仕事です。

 

生活の軸ですね。

 

地方移住を機に、会社などの組織にしばられない生き方を志す方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、個人的に以下のような方以外にはおすすめできないと考えます。

 

・とりあえず3年無収入でも生きられるぐらいの貯金がある

・すでに個人で収入を得られるスキルがあり、実際にそのスキルで仕事を得ている

・独身かつ、挫折しても戻れる環境が確実にある

 

これらに当てはまる人は、そう多くないと思います。

 

組織にしばられない生き方自体を否定しているわけではありません。

 

しかし、無計画にここに飛び込むのはリスクでしかありません。

 

家族がいる方ならなおさらです。

まずやめておきましょう。

 

まずは、自分を成長させられる組織に所属し、環境に慣れてから、段階的にそういったライフスタイルにシフトしていけばいいのです。

 

何度も言いますが、環境の変化は人にストレスを与えます。

 

そこにリスクまで付加するのはやめておきましょう。

 

となった時に、やはり選べる仕事の選択肢がある、というのは重要です。

 

さすがに都会や県庁所在地ほど豊富に仕事があるわけではありませんが、地方中堅都市にも比較検討できるレベルには、求人はそろっています。

 

僕も地方転職活動時、4~5社ぐらいは、検討の土台にあげることができていました。

 

このあたりの地方転職についてのお話は、また別の機会に記事にしていこうと思います。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

地方移住=山奥や離島

 

こんなイメージが根強いですが、地方移住のスタイルはそれだけではありません。

色んな選択肢があるよっていうことを知ってほしくて、この記事を書いてみました。

 

生活スタイルや仕事など、今慣れている環境から乖離しすぎず、まったく同じでもない。

 

そんなバランス感で移住を考えている方には、地方中堅都市をおすすめします!

 

それでは、またの機会に。

コメント

タイトルとURLをコピーしました